「ドラマとしての歌唱」ワークショップ

「ドラマとしての歌唱」ワークショップ

 7月7日(日) 18:00〜、オペラ・アルモニーアというオペラ研究会にお招きいただき、オペラ歌手向けの「ドラマとしての歌唱」ワークショップを行います。

 3月に田尾下晢氏主催Opera Academiaにて行った歌唱表現ワークショップと同様の内容で、オペラアリアや重唱をドラマとして成立させるための表現講座です。その曲の背景、状況、人物を明確にし、楽譜のディテールと結びつけることにより、充実した表現にすることを目指します。このアプローチで歌うと、普段抱えている技術的な悩みも不思議と解決します!

 マスタークラス形式で行います。受講生は締め切りになっていますが、聴講生はまだ受け付けているようです。ご興味のある方はぜひ。詳細はこちら(ページをスクロールしていくと出ています)

https://www3.hp-ez.com/hp/opera-armonia/page1?fbclid=IwAR0kukKSYBTxULqdHEw3S_U9Uh8Ef0cgmXuZDo3_lgN-cfEITJLt_REvTCk

 歌唱をドラマとして成立させる・・・演出家視点からのこの指導方法は、私がイギリスで学んできた手法で、ライフワークの一つでもあります。

 私は現在勤務先の洗足音大ミュージカルコースでも、「ヴォーカルミュージック」というクラスでミュージカルの楽曲を題材に同様の指導をしています。今期の題材はスティーヴン・ソンドハイム。Into the Woodsなどの作品が有名で、作詞・作曲両方する人。ミュージカルの中では、テキストと音楽を密接に結びつける作家で、テキストも言葉はシンプルながら深く、オペラに共通するものがたくさんあり、取り組みがいがあります。

 

 さて、そして今月は洗足ミュージカルコースで、2年生と4年生の全員が出演するサマーショーケースがあります。同僚の先生マリタ・ストライカーが選曲した多彩な楽曲の数々。私は2年生が歌う作品「マチルダ」「シークレットガーデン」「ピーター・パン」その他の楽曲の訳詞と、数曲のステージングをしました。

 ショーケースは毎年この時期に全学年が出演していたのですが、毎年学生が増えて、ついにコース全体で300名という大所帯になってしまったため、去年から、夏は2・4年生、冬に1・3年生が分かれて出演することになりました。

 洗足ミュージカルコースでは毎月数本の本番があって、とにかく常に生徒も先生も忙しい!活気にあふれています。