4月1日付をもって、勤務先の洗足学園音楽大学で准教授を拝任しました。
洗足にはロイヤルオペラハウスで研修をして帰国した直後の2015年4月、声楽コースの講師として着任しました。その後、より演技指導と演出の需要が高いミュージカルコースと兼任し、2018年からミュージカルコースに完全移籍して現在に至ります。翻訳・訳詞・演出を手がけた3本の公演に評価をいただいて今回の任命となりました。
洗足ミュージカルコース(通称MS)は現在、在籍学生数320人以上。洗足では最大のコースで、規模・実績ともに大学のミュージカルコースとしては日本で随一です。年間通じて様々な公演があり、学生が大変意欲的で、活発なコース。同僚の先生たちにも恵まれて、幸せな環境で指導ができています。今年は、2年生と3年生の「シーン・スタディ」および「アンサンブル実習」を担当します。
・・・とは言え、世間は緊急事態の今。洗足も、4月の最初の2週間は大学での授業は行わず、遠隔で授業を行うことが決まりました。アカデミックな分野と違って「やってナンボ」の演劇の世界なので、単に文献を読む宿題を出したり、教師が延々とレクチャーをする映像を出したりという訳にも行きません。出来るだけ双方向でどんなことができるか、海外で同じような状況にいる演劇教師の友達に話を聞いたり、他の先生方と話し合ってアイディアを絞っています。とりあえず、先日はZoomで教員同士のビデオ会議をやってみました。Zoomは授業にも活用することになりそうです。
今後も学外の演出、翻訳その他の仕事も変わらず続けていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。