現代のヴァルプルギスの夜

現代のヴァルプルギスの夜

 前回の記事の続きです。現代のヴァルプルギスの夜はどんな感じでしょう?

 ベルリンから電車で3、4時間。3泊4日の旅の拠点にしたのはヴェルニゲローデという街。ハルツ地方の玄関と言われる。おとぎ話のような家並み。人通りは少なくてとても穏やか。

 

 

 

 4月30日、ワルプルギスの夜の日。お祭りの規模や雰囲気は街によって違い、規模が大きいゴスラーなどでは盛大なロックコンサートが開かれるなど観光地化されているようです。我々は観光客向けではなく地元に密着したお祭りに参加してみたかったので、色々な本や観光局の情報を頼りに、シールケという田舎町のお祭りに行ってみることにしました。

 

 街の中心部といえるほどの中心部もない田舎町。いちおう観光インフォメーションセンターがあって、いたいた、魔女が。

 

 

 お祭り自体は村の公園にチケットを買って入場するようになっています。

入ると、屋台がたくさんあって、仮装した人たちでにぎわっています。

 

 

 

みんな目立ちたがり。カメラを向けるとフレンドリーに近寄ってきます。ビール飲んでますね。

 

屋台の食べ物はよくあるヴルストをパンに挟んだものやスープなどの他に、こんな豪快な豚の丸焼きも。

 

 夕方になり、公園の外でパレードが開始されるというアナウンスが流れ、いったん外へ。

 

道路を仮装した人たちが練り歩く。

 

 

こんな凝った格好の人たちも。

 

  まあ結果的には現代のヴァルプルギスの夜は期待していたほどの土着感はなく、コスプレ大会というか、ほぼドイツ版ハロウィーンと化していたのはちょっと拍子抜けでしたが、それはそれで楽しかったです。なかなかみんな気合入ってて、日本のゴスロリに絶対影響受けてるって人も多かった。

 

 翌日はブロッケン山の頂上にも行ってみました。

 

 深い森と霧。とても幻想的。

 

 

  

頂上の広場には悪魔の銅像があります。

 

 

下山して、ここはふもとの街・・・ 街の名前を忘れた・・・

中世そのままの街並。

観光インフォメーションセンターの窓にもなんだか色々いる。

 

 土産物屋にも魔女がいっぱいいました。

 

 

魔女は晴れの日よりも曇りが似合いますね。