スウィート・チャリティ(1)

スウィート・チャリティ(1)

 ミュージカル「雪のプリンセス」@新国立劇場小劇場が無事閉幕し、1月から同時進行していた「スウィート・チャリティ」の稽古が佳境に入っています。「スウィート・チャリティ」は伝説の天才振付師・演出家ボブ・フォッシーの代表作のひとつ。フェデリコ・フェリーニの名作映画「カビリアの夜」が原作で、フォッシー自身がミュージカル化を考案し、台本をニール・サイモンに依頼して出来上がりました。Big Spender, Rich Man’s Frugなど、有名なフォッシーダンスナンバーがいくつかあります。フェリーニ、フォッシー、サイモン、この3人の名前が連なる作品に関われるのは本当に幸せです。  



 ダンスナンバー満載の作品で、今回は振付にフォッシースタイルに精通した振付家二人に入ってもらっています。それぞれのダンスナンバーの意味と表現方法を何度もディスカッションしながら、自分だけでは決して表現できない世界を振付家と共同で創るプロセスはミュージカルでしか味わえない楽しさ。私は台本の翻訳・訳詞・演出をしています。  NYの夜の世界が舞台の大人の作品ですが、オーディションで選抜した学生たちはがっつり食らいついて来てくれています。  


 映画版「スウィート・チャリティ」より フォッシーの代表作 ”Rich Man’s Frug”

 

https://www.youtube.com/watch?v=mcrZIK3gqbU


 現在、洗足ミュージカルコースは破竹の勢いで、来年度の1年生は70名を超え、コース全体で250名くらいとなり、大学のミュージカルコースとしてはおそらく全国一の規模と思われます。プロの大舞台で活躍する人もどんどん出てきています。  全6回の公演は残念ながら早々に予約が埋まってしまいました。また写真などアップしたいと思います。