ラバン・ムーブメントシステム 2015.08.22(土) 先月、講師をしている洗足音楽大学声楽科のオペラ実習クラスで「ラバン・ムーブメントシステム」を使ったワークショップを行いました。 ラバンの理論はイギリスの演劇学校で教えられているメソッドの一つで、ルドルフ・フォン・ラバ […] サルドゥ作「ラ・トスカ」3 2015.08.10(月) スカルピアはあまたのバリトン役の中でも最も魅力的な役のひとつだが、それはプッチーニが戯曲「ラ・トスカ」をオペラ化するにあたって施した編集によるところが大きい。 スカルピアはナポリからローマに着任したばかりの警視総監で […] サルドゥ作「ラ・トスカ」2 2015.08.02(日) 前回書いたようにサルドゥ作の戯曲「ラ・トスカ」第1幕にはカヴァラドッシと脱獄犯アンジェロッティがお互いに身の上を長々と語り合うシーンがある。オペラでは彼らは旧知の仲だが、原作では言葉を交わすのはこれが初めてということに […] 「トスカ」の原作 サルドゥ作「ラ・トスカ」 2015.07.21(火) 近々「トスカ」を部分的に演出するので、オペラ「トスカ」と原作「ラ・トスカ」の関係について。 戯曲「ラ・トスカ」(サルドゥ作)は、現在は全く上演されない凡作メロドラマだが、登場人物たちの生い立ちなど背景情 […] ガリレオ博物館 2015.07.14(火) もう一つ、日本のガイドブックにはあまり載っていないかと思われる「ガリレオ博物館」。外観の写真を撮るのを忘れましたが、ウフィツィ美術館の近く、アルノ川沿いにあります。 地動説を支持して異端尋問にかけられたことで有名なガ […] スティッベルト美術館 2015.07.07(火) 今回はリサーチが旅の主な目的なので、ガイドブックに載っていないような美術館・博物館も色々巡っていますが、特に面白かった「スティッベルト美術館」をご紹介します。 たまたまこの美術館の職員リッカルド・フランチ氏と知り合う機会 […] Viaggio in Italia 2015.07.04(土) 作品のリサーチのためイタリアに来ています。ローマ経由でフィレンツェに来ました。 20年ぶりのフィレンツェは見るものがありすぎて大変です! また書きます。 フィガロの結婚:対立の構図 2015.06.18(木) 大学の授業の準備のために「フィガロの結婚」オペラと原作両方を改めて読み直していて、バジリオというのは思ったよりドラマの中で重要な人物だということに気がついた。彼はフィガロとスザンナにとって単なる「適側のイヤな人間」だと […] 日本にいながら海外マスタークラス聴講 2015.06.02(火) 今年の夏はまたイギリスに行って向こうのプロダクションに参加するはずだったのが、ビザの問題で日本にいることになってしまった。近年イギリスはますます長期滞在が難しくなっているらしく…。すぐに日本で仕事が入って忙 […] 「ファルスタッフ」と「ヘンリー4世」 2015.05.15(金) シェイクスピアの全戯曲37本読破に去年から取り組んでいて、先日ようやく読了した。知っている作品も全て最初から読み直したので時間がかかり、特にマイナーな作品は正直すでにストーリーを思い出せないものもある。でもオペラの原作 […] << < 1 2 3 4 > >>