ロイヤルオペラハウス第1週目 2014.09.07(日) ロンドン・ロイヤルオペラハウス内にあるJette Parker Young Artists Programmeに研修員として参加して1週間が過ぎました。4ヶ月間ここでオペラ歌手養成全般について学ぶ予定です。 […] スタンダール「ロッシーニ伝」 2014.08.26(火) 近々ロッシーニ作品の公演に関わるので、スタンダール著「ロッシーニ伝」を読んでみた。これまでもロッシーニの伝記を読んだことはあるが、「ロッシーニ伝」は文豪スタンダールが書いたという理由を抜きにしても特別な本 […] オペラ歌手インタビュー番組 「ダ・カーポ」(アウグスト・エファーディング) 2014.08.12(火) 「アクターズスタジオ・インタビュー (英語ではInside the Actors Studio) 」というアメリカの有名な番組がある。NYの名門演劇学校アクターズスタジオの副学長ジェームス・リプトン氏が映画俳優を招いて […] 「ヘンゼルとグレーテル」・・・グレーテルが魔女になる 2014.08.07(木) オペラ「ヘンゼルとグレーテル」は言うまでもなくグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」をベースにしている。グリム童話は心理学、精神分析学、社会学など様々な分野から興味深い分析が行われている、人間の深層に迫るネタの宝庫である […] 「ドン・ジョヴァンニ」…モーツァルトの当てこすり 2014.07.28(月) 「ウナ・コザ・ラーラ(珍しい出来事)」というオペラ名を聞いてピンとくるだろうか。モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」の2幕フィナーレ、晩餐のシーンで舞台上のバンダが演奏する曲は、実はマルティン・イ・ソレールという作曲家が […] 訳詞という作業について 2014.07.06(日) 「天才執事ジーヴス」開幕にちなんで、訳詞という作業についても考えてみます。 訳詞は翻訳の中でも制約の多い部類に入る。音楽の形の中にあてはめていくので自由度が極端に低い。英語と日本語の構造の違いにより、ワン […] 戯曲翻訳で大事にしたいこと 2014.07.05(土) 上演台本と訳詞を担当したミュージカル「天才執事ジーヴス」(アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲、アラン・エイクボーン脚本)が現在、日生劇場にて上演中なので、戯曲の翻訳について。 私が戯曲の翻訳で常々大事だ […] 「さまよえるオランダ人」…幽霊船が目覚める 2014.06.02(月) 「さまよえるオランダ人」で私が一番好きなのは第3幕、水夫の合唱の場面のオーケストレーション。 苦しい航海の末にようやく上陸の見通しがたって、水夫たちは歓喜を爆発させ、騒ぎはしゃぎ、まず舵手をからかう。「 […] 「ラ・ボエーム」(1)… 原作「ボヘミアンの生活風景」 2014.05.26(月) 有名な小説を原作としているオペラは数多くあり、メリメの「カルメン」やデュマ・フィスの「椿姫」、ボーマルシェ「フィガロの結婚」などは日本でも文庫本ですぐに手に入る。しかし「ラ・ボエーム」の原作として常に名前だけは紹介され […] 「ワルキューレ」…フンディングは何故ジークムントをその場で殺さないのか 2014.05.26(月) ワーグナー「ワルキューレ」1幕で、戦いで傷を負った主人公ジークムントは敵方フンディングの館にそれとは知らずにさまよい込む。そこへ帰ってきたフンディングはジークムントと会話するうち、相手が自分の一族の復讐を果たすため追い […] << < 18 19 20 21 22 > >>